ちょっとおしゃれなハンバーガー屋さん、「フレッシュネスバーガー曙橋店」に絵を飾らせていただきました。
こちらは楽しいこだわりと細やかな気配りがうれしい、くつろげるお店です。
お食事とお茶を楽しみながら、ほっとひと息。絵を眺めながら、のんびり。
ゆったり気分を味わっていただければ幸いです。

第2回 岩良かおる@フレッシュネス展

日時 2008年6月1日(日)〜30日(月)
    AM8:00〜PM11:00
(ただし初日はAM10時から、最終日はPM9時まで)

場所 フレッシュネスバーガー曙橋店

    新宿区住吉町2−1 п@03−5379−2091
    都営新宿線 曙橋A1出口より徒歩30秒
    丸の内線 四谷三丁目駅4番出口より徒歩8分

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>>> 作品解説

>>> 開催終了のご挨拶にかえて

>>> 前回のフレッシュネス展


「麗人」(一部)

チャリティー

今回は、「チャリティー・ポストカード」と題しまして、ミャンマーを襲ったサイクロン災害への募金をおこないました。
ポストカード販売で得られた代金は全額を、また、原画をご購入いただいた場合も、代金の一部を支援金に充てさせていただくことにしました。

ポストカードについては、1枚につき100円以上を、設置のポスト型貯金箱に入れていただきました。
また、ポストカードの用紙も光沢、マット、水彩紙など数種類用意し、お好きなものをお選びいただけるようにしました。

そして、展示終了後におこなった集計で、合計
52,737円もの募金が寄せられました。(はじめにお知らせした当初よりも増額しました!!!)

この寄付金は、認定特定非営利活動法人ブリッジ エーシア ジャパンおよび避難地域在住の知人らに分配し、被災者支援に充てさせていただきます。
ご協力いただき、誠にありがとうございました。

さて、今回のチャリティーについてですが…

最近TVでみたのですが、中田英寿が世界を旅した後で、
「寄付する側も楽しめるチャリティーイベントをしたい」といって、実現させていたようです。

そこでシンクロしたのですが、それより少し前に、知人のシェインさんの言っていたことを思い出しました。
シェインさんは、こちらのサイトでもリンクさせていただいていますが、故郷のミャンマーはミャウンミャ市にあるダビンジャウン村に小学校の改築工事に携わり、大きく貢献したのです。
その小学校はかなり老朽化していたのですが、今年の4月、多くの人たちの力によって立派に改築されたのです。
シェインさんは、日本での募金集めや、労働力集め…小学校建設作業をして、喜びをわかちあおうという趣旨のツアーの主催…に尽力していました。

シェインさんが言ったというのは、
「『かわいそうだから』という憐れみなどではなく、寄付したり協力する側も、喜べるようなものにしたい」ということで、大いに同意しました。

実をいうと私もこれまでに、さほど意識には上がってきてはいなかったのですが、
いったい寄付や慈善というものは、「情けは人のためならず」ということわざにもあるとおり、自分自身にもためになるものがよいのだ、そして相手をみだりに哀れんではならない、「かわいそう」という言葉は気をつけて使わなければいけない言葉だから…
などということを、なんとはなしに感じていたのです。


と、少し話がそれましたが…
ともかく、ヒデのチャリティーイベントと比べればとんでもなくレベルが違うのですが、TVでそのことをみて、私も同じようなことをしているんだ!と大いに共感したのでした。

そうです、別に私は「売れるだろうな」と期待したりとか「いい絵でしょう」と見せ付けたりできるほどの自信はまだありません(それでも芸術家としてのナルシズムはありますが)。
よって、お金を集めることや、絵を高い価値がある商品として扱うことについては、考えていなかったのです。

ただ、身に来てくださった人たちが
「まあまあ面白い絵だし、ポスカぐらい持っててもいいわね、しかもチャリティーになるならいいね」
くらいのことを思ってくれたらいいな、と。


ともあれ、寄付する側にも、される側にとっても、双方にとって豊かになるためのイベントを手がけられたことが、今の私の財産の一つです。

開催終了のご挨拶にかえて

みなさま

 お陰様をもちまして、「第2回岩良かおる@フレッシュネス展」無事終了いたしました。
 お忙しい中ご来場いただき、誠にありがとうございました。

 前回開催したときは「個展」という意識すらなく、ただ単に「通っている絵の学校の近くに、タダで絵を飾らせてくれるお店がある!!!ラッキー!!!」としか思っておりませんでした。
 個展を見に来てくれたセツのG先輩に「個展開催おめでとう♪」と言われて初めて「やだなぁ、個展なんてもんゃないですよ、でも個展て言ったほうがいいんですかねえ?」と自覚し出す始末。
 ダイレクトメールすら、開催直前にようやく作成することを思いつき、フレッシュネスバーガーの店長さんに
私「DM作ってもいいですかねー?」
店長さん「いいんじゃないですかー?作っちゃってくださいよー」
といった程度の気楽なものであり、友人・知人にもほとんど宣伝していなかったのです。

 そんな風でしたから、今年も、去年よりは多少がんばる程度で、さほど本格的にしようとの思惑はなかったのです。
 が、今回はミャンマー・サイクロン災害があったため、それへのチャリティー企画もおこなうなどし、ポストカードの管理などで予想以上に会場に出向いたりしました。
 そのおかげで、おいでくださった方にもかなり会えるようになり、ご挨拶をしたり作品解説などできたのはよかったと思います。
そうしてこまめに会場に足を運ぶこととなり、場の状態を見てチェックしたり、お客さんの反応に触れることによって、一層この展示会について皆様の影響力や「お陰」を感じ、大げさなことをいえばこの個展や、絵の展示会というものについての社会的な意義についても思いを馳せることができました。

 いわば「シロウト」である私がこうしたことができたのも、ひとえにご協力くださった、応援くださったみなみなさまのお陰です。


 まず、阿佐ヶ谷美術専門学校の今澤正先生には、絵画技法の指導はいうに及ばず、展示の方法、業界事情まで、まるで何も知らない私に、必要で有用な知識を惜しみなく与えてくださいました。 作品も展示会も、それなりの形に作り上げることができたのは、先生のご指導の賜物です。
 また他の阿佐ヶ谷美術専門学校の先生方、セツ・モードセミナーの先生方からも数々のご指導を頂きました。そしてセツの先輩、友人たちからも貴重なアドバイスや意見をいただき、たいへんためになり、励みになりました。

 それから、初日の早朝に展示を手伝ってくれたSくん。次はあなたが個展を開く番ですかねー、そのときは手伝いますよー!

 また、今回は開会当初から家族にも知らせていたのです。
 実は、去年については最終日間近になって、思い出したように声をかけただけだったので、さすがに申し訳なく思っていたのです。そしたら開会とほぼ同時に、すぐ遊びに来てくれました。
 また、親戚のオバたちが面白がって会場に遊びに来、チャリティーにも協力してくれたのにはただただ恐縮仕切りでした。さすがS木(父方)&N崎(母方)の女系一族の血は濃いですな(笑)
 それを盛り上げてくれた、自他共に認める親バカの母上。さすがは元バリキャリ営業ウーマンでした。

 さらに、久しぶりに声をかけたにもかかわらず、どうにか都合をつけてくださったり、遠いところにも関わらず、はるばるお越しくださった友人の皆様方。 また、梅雨という季節柄、土砂降りだったりカンカン照りだったりと、どちらかといえば悪天候の中をおいでくださった皆様。人によっては絵に興味があったりなかったりしたのだと思うのですが、そんな中、おいでくださってとにかく感謝、感謝です。
 少しでもお茶して和んでいただければ、多少なりともお返しできたことになるでしょうか。

 中にはお花やお菓子、おみやげを下さった方もいらっしゃいました。
 かわいいプレゼントをありがとう!和みましたよ〜〜〜。

 それからDMの地図を見て来たのに迷ってしまったというみなさま。
 四谷三丁目駅から来て迷った皆様については、岩良作成の地図がヘボでした。申し訳ありません。
 曙橋駅から迷った皆様については……来年までの宿題とさせてください(笑)。

 また、ハガキをお買い上げくださったみなさま。
 いやー、当初は3ケタくらいしかオカネも集まらないかなーと思ったんですよ。1000円超えたら上等、4ケタいかなかったらちょっと恥ずかしいなー、そしたら、自分で数千円加えりゃいーや、くらいに考えていたんですが、どうしてどうして!

 さらに、チャリティーとはいえ、原画を購入くださったAちゃん&Hちゃん、DMの絵にヒトメボレくださったHさん。
 売れたという事実について、誰あろう作者自身が一番驚いておりますが(笑)、絵を気に入ってくださったということが今の私にとっては何よりの報酬であり栄養でございます。
 後日ご連絡の上作品を送付いたしますので、楽しみに待っていてくださいね♪


 チャリティーについては、リーフレットなどをご送付くださった特定非営利活動法人BAJ(ブリッジ エーシア ジャパン)さまにも応援くださいました。
 ハガキ&原画含めた寄付金の正確な集計はこれからですが、おかげさまで、寄付金としてある程度まとまった金額となりました。
 寄付先と金額については、のちほど改めてご報告したいと思います。

 そして何より、お店を会場に提供くださった、フレッシュネスバーガー曙橋店の店長さんには深くお礼を申し述べたいと思います。 まず、こちらの会場ありきの個展ですもの!
 それに、いくら自由にしていいと言われたとはいえ、チャリティーポストカードなどのちょっと思い切った企画にもご理解くださり、大変ありがたかったです。
 スタッフのみなさんも元気で、協力的にしてくださったと思います。しまいにゃ私の顔を覚えてくださる方もいて、みなさん親切にしてくださって、とても気持ちよく作業などさせていただきました。
 こちらはもともと繁盛しているお店ですが、「今月はなぜかやたらと売上がよかった♪」なんてことになれば、多少なりとも恩返しできたことになるかと思うのですが、さていかがなりますでしょうか。

 そして、最後になりましたが、うん、最後に言っとかないとね、一応ね。
 夫のサルタヒコさんも陰になり日影になり(笑)、荷物運びや簡単な作業をときどきを手伝ってもらいました。
 自分から「手伝うヨ」と言っておきながら、見事なまでにすっぽかしたこともありましたが……(怒)、基本的には協力的だったと思います…いや思いたい…(笑) まあ、好きにさせてくれたのが一番の協力だったということにしときましょう。

 ともあれ、1ヶ月どうにか盛会のうちに終了したのは、いろいろなかたがたのお陰でございます。
 どうもありがとうございました!

   2008年7月1日 岩良かおる


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